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“不健全なものに対する不寛容”という不健全さ
Trackbackスパムの嵐にみまわれているが、JUGEMが自動的に非公開にしてくれるものと、そのまま公開になるものとあるようだ。その違いが今ひとつよく分かっていないのだが、あまり自分で調べてもいないので、JUGEMを批判するつもりはない。アルファベットのみのコメントなどは自動的に排除してくれているようなので、ある程度は排除された結果なのだろう。あまりきちんと管理もしていないので、文句を言える筋合いでもないし、手動で消すことが出来ないほどでもないので、気長に消して行こうと思う。

このエントリに関しては、なんとなく気が引けなくもないし、自分でも言いたいことがまとまっているとは言いがたいので、いろいろと考えていたのだが、喉に魚の小骨が刺さったような状態が長く続くのは、自分の精神衛生上も良くないので(笑)、書いてしまおうと思う。テーマは「Mary Sue テスト」についてである。僕は、web上である人が紹介しているのを偶然知った。たぶん紹介した人には他意はないのだと思う。自分が書いた小説を評価してくれるテストとして紹介していた。僕には小説を書く才能などないので、最初は興味がなかったのだが、なんとなく興味本位で立ち寄ってみた。とりあえず、自分で書いたものなどないが、こんな小説なら面白いのではないかと思うようなお話を頭に描いて、テストを始めてみた。すると、「??」というほかないような質問事項が並んでいて、ちょっと困惑した。もちろん、途中でこれはファンタジーやSFなどのジャンルのアマチュア小説家向きなのだと理解したが、ほとんどチェックを入れるところのないまま、採点ボタンを押した。ここから、今回のエントリについて僕の思考が始まった。
まず、Mary Sueとは何かということだが、このサイトなどに説明があるし、はてなにも説明がある。発祥が英語圏なので、英語での説明サイトはことかかない。Wikipediaにも項目が立っているし(日本語版では「ドリーム小説」というのにリンクされているのはよく分からないが)、他にもサイトはいくらでもあるようだ。

ようするに、英語圏の同人誌的な小説において、少々過剰に自己願望を投影するようなキャラクターを指す言葉のようだ。つまり、自己願望を投影した主人公が、わけも分からない力を発揮して活躍する小説は、他人が読むと面白くないだろうという視点に立って判断されるのが「Mary Sue テスト」ということになるらしい。

日本語版のテスト結果を引用しよう。

0〜24点
このくらいは問題ないでしょう。誰の小説でも多少はあるものです。
25〜60点
このテストをやっていて、自分でイタさを感じたでしょう。そしてなぜそう感じたかもわかるでしょう。それを直して、もっと客観的にものを見る癖をつけましょう。素人ほど小説を一人称で書いてはいけません。
61〜90点
「なんでこのテストは私が書いた小説のことを知っているのだろう?」と思いませんでしたか?あなたの小説はそのくらいオリジナリティというものに欠けているのです。しかし、本当に問題なのはオリジナリティのなさではありません。
91〜124点
このテストに引っかからないように意識して書いてみましょう。それができるようになった時、あなたは過去に自分の小説を全世界に向けて公開したことを後悔するでしょう。
125〜150点


  • あなたの小説を読む人に、精神科医の役を押しつけないようにしましょう。
  • 類は友を呼びます。放っておくと悪化するばかりです。
  • 現実はあなたが思っているほど敵意に満ちてはいません。

151点以上
これだけすべての要素を取り込めるとは、かえって尊敬に値します。あなた、わざとやっているんでしょう?

ようするに点数が少なければ少ないほど、その人の小説(の主人公)はMary Sueではない、ということになるらしい。

最初に気になったのは「イタい」という表現だ。この言葉が日常的にも使われていることは知っているが、いったい何を意味しているのだろうと考えてみた。おそらく、正確に同じ意味ではないが、「精神的に」不健全というような意味を含んでいると考えられる。たしかに、Mary Sueであるところの、過剰な自己願望を投影したようなキャラクターを活躍させる小説を書くということは、不健全なことかもしれない。125〜150点の欄にある「あなたの小説を読む人に、精神科医の役を押しつけないようにしましょう。」という表現も、これに当てはまる小説を書いている人は「精神的に」不健全だとということをほのめかしているように思える。

このテスト結果をみたときの、あまりの非建設的批判に、僕は少々たじろぐ感じさえ受けた。なぜそのように感じたかと考えてみると、結局のところ、あまりに不寛容な感じを受けるからだ。アマチュアの小説家が、少々おかしな小説をweb上にアップしているからといって、どんな不都合があるのだろう?それがたとえ、過剰な自己願望を投影したような小説だからといって、それを恥ずかしがるように仕向けることがよい批判とは思えないし、より良い小説を書けるような建設的な批判はほかにありそうなものだと思う。

はっきり言って、僕だって小説は書かないにしても、おまえは健全な人間か?と問われたら、健全だと断言する自信はない。誰だって、多少は不健全な部分を持ち合わせているし、それを指摘されることが気持ちよく感じる人は少ないと思う(たぶん)。もちろん、そのような部分を意識に上らせることは重要なことだが、ある程度のプロセスを踏まずに出来ることではないと思う。このテストが目的としていることは、いくつかのサイトでも指摘されているが、小説の評価や批評ではなく、(それを隠れ蓑にして)書いた人の不健全さを指摘することのように思える。しかも、その指摘の仕方は極めて不寛容で、そのような指摘をしたいと思う人の方が、よっぽど何か精神的に不健全なものを抱えていると感じてしまうほどだ。

こんな話題をエントリに加えることは、僕の過剰反応だろうか?

ただ、以前話題になっていたメンタルヘルス系サイトへのリンク禁止問題で、僕はリンクを禁止にすることが正しい解決とは思わないが、リンク禁止反対派に完全に同調できない気分を持っていたのと同じ気分を味わう問題だと感じるのだ。
| 気になること | 19:42 | comments(0) | trackbacks(1) | ↑PAGE TOP
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| - | 2009/09/18 9:32 PM |